「良好な人間関係を可能に」(1127号)・・健康経営優良法人のAZA

良好な人間関係を可能にするアサーティブコミュニケーションについてのお話です。自分の意見や気持ちをうまく伝えることが難しいと感じたことはありませんか。相手との関係悪化を恐れるあまり何と言っていいか分からず気持ちを飲み込んでしまった、思わず感情的になってしまった、何気なく言った言葉で相手を傷つけてしまった、言ったつもりなのに伝わっていない。言い過ぎると角が立ち、言わないとストレスがたまる、遠回しでは誤解されるなど、自分の思いを適切に伝えつつ良好な人間関係を保つのは本当に難しいですよね。コミュニケーションがうまくいかず仕事を辞めてしまったり人間関係の問題からパワハラやメンタルヘルスの問題が生じたりするなど、人間関係やコミュニケーションの課題が社会のリスクになる時代です。そんな今の時代に相手を尊重しながらも、自分の意思をはっきりと伝えて良好な関係を保つことができれば、人間関係や職場、家庭でのストレスは、ずいぶん減ってくるのではないでしょうか。とはいえ、相手に言いにくいことを伝えるときや利害が対立してけんかになりそうな場面で、実際にどんな話し方をすればよいのでしょう。相手も自分も大切にする話し方を可能にするアサーティブコミュニケーションでは、そんなときにも落ち着いて、こんなことができます。

○自分の感情を適切に表現する。

○率直にお願いする。

○できないことには相手に「ノー」を伝える。

○ほめる・ほめ言葉を受け取る。

○相手を建設的に批判・注意する。

○正当な批判にも不当な批判にも、落ち着いて対処する。

※アサーティブコミュニケーション:自分と相手の両者の双方を尊重した自己表現を指します。

例題です:あなたは用事ができたので、洗濯物の取り込みを家族に頼んで午後出掛けました。夕方、小雨になっだので急いで帰つてきましたが、頼んでおいた洗濯物が外に出たままです。さて、あなたは・・
回答例:アサーティブなコミュニケーションであれば、相手の言い分ち尊重しながら、自分の気持ちはきちんと伝えます。「そうか、忘れてたのね。洗濯物がぬれてショックだったけど、これからは連絡を入れるから、必ず取り込んでね」と、自分も相手も責めずに一緒に問題解決をしていこうとします。ちょっとした工夫があれば誰でも実践できることなので、ぜひ取り組んでみましょう。

エンジニアリング事業部・最近の実績☆☆AtoZtoA