「睡眠は問題解決の糸口」(1206号)・・健康経営優良法人のAZA

普段、あまり気にしたことがないかもしれませんが、睡眠時間は季節によって自然に変化しているそうです。夏が過ぎて秋の気配を感じるようになると、徐々に睡眠時間は長くなる傾向に・・。夏に比べると、冬の平均睡眠時間は約30分長くなるとも言われています。これは、なぜだと思いますか?冬眠する動物は、秋分から冬至に向けて次第に眠る時間が長くなり、徐々に動かなくなります。こうした本能的な体のリズムが、人にも生まれつき備わっているためだと考えられています。秋の夜長=夜更かしではなく、自然のリズムに従って、夏よりも少し長めに睡眠時間をとるよう意識したいですね。さて大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手が、今年も投打の二刀流で大活躍しましたね。現行の大リーグで初めて、投打同時に規定数を超える快挙を達成しました。昨年に続くア・リーグのMVP獲得も注目されますが、この超人的な活躍の秘訣は何と・・・「睡眠」だといわれます。大リーグの各地を転戦するスケジュールは過酷そのものです。ナイターの直後に移動し、明け方に次の試合地に到着、昼過ぎに試合開始というケースもあります。大谷選手は「一番はやっぱり睡眠!しっかり確保することが、いいリカバリー(回復)につながる」とこたえています。睡眠の効果は疲労回復だけではありません。人は睡眠中に記憶を整理し、新しい脳の神経細胞がつながる進化を繰り返すのです。自分の能力を最高に発揮するための大事なプロセスだと、テレビ番組・NHKヒューマニエンスQ(クエスト)」で解説していました。私達の設計業務で一晩寝たら、行き詰まっていた問題解決の糸口(アイディア)が見えたという経験を持つ人も多いのではないでしょうか。高校時代から睡眠を重視していた大谷選手の例を通し、スマホやゲームをしながら布団に入ったりせず、しっかり寝る生活リズムを生徒に呼び掛けている学校もあるそうです。過ごしやすくなってきた季節です。大谷選手の″睡眠力″を見習って、必要な時間と質を確保する良い睡眠の工夫を心掛けたいですね。

エンジニアリング事業部・最近の実績☆☆AtoZtoA