「年末年始・交通事故に注意・・」(1231号)・・ワーク・ライフバランスのAZA

師走も残すところ10日あまりとなりました。街を行き交う車や人も慌ただしくなり、心に余裕がなくなる時季でもありますね。交通事故は、発生数も死者数も最も多いのが12月です。理由として・・
①帰省や年末旅行、業務交通の集中などによる交通量の増加
スリップ事故を誘発する積雪や路面凍結などが挙げられます。
②冬は日が落ちるのが早い
日没時刻の前後1時間に当たる薄暮時間帯は特に死亡事故が多く発生しています。早めにヘッドライトを点灯して、視界を確保するとともに、歩行者に車の接近を知らせましょう。
通り慣れた道や自宅付近での心の緩みにも要注意です。警察庁の発表によると、歩行者と自転車の死亡事故の約半数が驚くことに自宅から500メートル以内で発生しています。「ここはいつも通っているから大丈夫」といった慣れや過信、楽観などから油断は生まれると言われます。人は単純動作や慣れ親しんだ物事をほとんど無意識に行います。交通事故の多くは、一つ一つを意識していない漫然運転や安全不確認などのヒューマンエラー(人為的ミス)によるものです。思ったより速度が出ていて曲がりきれない、ぼうっとしていて赤信号で進んでしまう、などが例としてあります。時間的に余裕を持ったゆとりある運転を心がける、速度を落とすなど、具体策を講じることで防げる事故もあります。日本事故防止推進機構の上西理事長は、交通事故を防ぐ要件として、「限りなくヒューマンエラーを無くす努力をし続けることは大切ですが、それ以上に大切なのは、『ヒューマンエラーを起こしても事故にならない運転習慣を持つこと』です。例えば、一瞬、脇見をしてしまっても、余分に車間距離を確保しておけば追突は免れます。減速や一時停止など、運転動作をあえて声に出して意識を集中させること、同乗者が注意を呼びかけることも大切です。
外出時は油断を戒め、楽しいクリスマス、年末を過ごし新しい年を晴れやかに迎えたいですね。

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