技術屋のサブスクいよいよ春到来を感じさせる時節ですね。一年で一番爽やかで大好きな季節です。花粉症の方は・・。昨日は「消防の日」実は春先は火災リスクが高いことが指摘されています。総務省消防庁「消防統計(火災統計)」の2010年から19年の10年の平均によると、火災件数は3月が4568件で最多、次いで4月の4282件。つまり、1年で最も火災が多いのは冬から春へと移り変わる今の季節になります。特に、乾燥と南風(強風)の影響が大きいと言われていて、乾燥時は火災が発生しやすく、強風が加わると、火勢はさらに強まります。今一度、まずは自宅の火災予防を見直す機会にしていただきたいです。消防庁では「住宅防火いのちを守る10のポイント」で四つの習慣を紹介しています。
①寝たばこは絶対にしない、させない
②ストーブの周りに燃えやすいものを置かない
③こんろを使うときは火のそばを離れない
④コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く
さらに、六つの対策として、火災の拡大を防ぐ防炎加工された寝具やカーテンの使用や、消火器の設置と使用法の確認などを促している。これらのポイントを意識して対策に日頃から取り組めば、今まで起こった住宅火災で多くの割合を占めてきた出火原因を防ぎ、自身や家族を守ることができます。
近年、住宅火災による死者数は減少傾向にあると言われています。要因の一つが「住宅用火災警報器」の設置義務化です。設置住宅は、設置していない家と比べ火災死者数は半減、損害額も約4割減と、効果が明らかとなっています。新築住宅は06年から、既存住宅は11年までに設置が義務化されたものの、今なお約2割の住宅が設置できていないのが現状で、消防庁が設置を呼びかけています。
また、設置の義務化から10年以上が経過しましたが、決して「設置してあるから安心」という訳ではありません。理由は、電池の寿命や部品の劣化など。機器交換の目安は約10年とされているため、正常に機能させるための維持管理、製造日の確認が重要です。定期的に作動確認を行い、適切な交換を行えるようにしましょう。