「明日から春の全国交通安全運動・・」(1284号)・・業界初・ものづくり技術支援をサブスクで提供するAZA

明日の5月11日~20日の期間に「令和5年春の全国交通安全運動」が実施されます。
全国交通安全運動は、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに、国民自身による道路交通環境の改善に向けた取り組みを推進するものです。交通事故防止の徹底を図ることを目的として、毎年春と秋の2回実施されています。今回の運動の重点は、①「こどもを始めとする歩行者の安全の確保」②「横断歩行者事故等の防止と安全運転意識の向上」③「自転車のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底」の3点です。
①「こどもを始めとする歩行者の安全の確保」
交通事故死者数全体のうち、歩行中の割合が最も高く、歩行者側にも走行車両の直前・直後横断や横断歩道外横断、信号無視等の法令違反があります。また、次代を担うこどものかけがえのない命を社会全体で交通事故から守ることが重要であるにもかかわらず、幼児・児童の死者・重傷者は歩行中の割合が高く、特に5月から6月にかけて歩行中児童の死者・重傷者が増加する傾向にあり、通行目的では登下校が約3分の1を占めるなど、依然として道路においてこどもが危険にさらされています。このため、こどもを始めとする歩行者の安全の確保を図る必要があります。
②「横断歩行者事故等の防止と安全運転意識の向上」
交通死亡事故の第1当事者の多くは自動車で、歩行中の死亡事故の多くが道路横断中に発生し、事故における車両等側の多くに横断歩行者妨害等の法令違反が認められます。また、飲酒運転、あおり運転等の悪質・危険な運転による交通事故や電動キックボードによる交通事故が発生しています。さらに、75歳以上の運転者については、75歳未満の運転者と比較して免許人口当たりの死亡事故件数が多く、その要因としてハンドルやブレーキの操作不適が多くなっています。加えて、自動車乗車中における後部座席シートベルトの着用率やチャイルドシートの適正使用率がいまだ低調です。このため、横断歩行者事故等の防止と安全運転意識の向上が必要です。
③「自転車のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底」
自転車は身近な交通手段ですが、自転車乗用中の交通事故死者数が減少傾向にある一方で、交通事故死者数全体に占める割合はほぼ横ばいで推移しています。自転車乗用中の交通事故死傷者数を年齢層別にみると、10歳から25歳未満の若年層の割合が高いです。また、自転車乗用中におけるヘルメット非着用時の致死率は着用時と比較して高く、ヘルメット非着用の人身損傷主部位は、頭部が約6割となっています。さらに、自転車関連の死亡・重傷事故は、自転車側の多くに法令違反があります。このため、自転車のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底が必要です。

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