今日は七夕です。南の夜空では、こと座の織り姫とわし座のひこ星が天の川を挟んで1年に1度の再会を喜ぶように輝いています。地球から見ると、二つの星はあまり離れていないように思えますが、実際にはその距離は光の速さで約14年半かかるほど遠いのです。宇宙は広大であることを改めて感じさせられます。私たちは地球に足を踏みしめて生きる人間です。そして、今日は「クールアース・デー」でもあります。この日は2008年に北海道洞爺湖サミットが七夕に開催されることを記念して提案され、創設されました。照明を消したり、省エネやエコな選択をすることで地球温暖化対策に貢献することが目的です。私たちには、何ができるでしょうか。国連広報センターは気候変動の抑制に寄与する「個人でできる10の行動」を紹介しています。家庭での節電、徒歩や自転車、公共交通機関の利用、環境に配慮した製品の選択など、身近な取り組みが想像しやすいでしょう。また、廃棄食品は水分を含むものが多く、焼却処分されることが多いです。廃棄食品を減らすことは重要です。購入した食品は無駄にせずに食べ切ることや、生ごみを堆肥にリサイクルすることで貢献できます。さらに、リデュース(発生抑制)、リユース(再利用)、リペア(修理して再利用)などの取り組みも効果的です。気候変動は地球上のすべての人々に影響を与える深刻な問題です。個人には大きな課題のように感じるかもしれませんが、できることから始めましょう。一人一人の意識と行動の変化が地域や社会に広がれば、その連帯が世界を変える流れへと変わるでしょう。「地球環境問題に、どのような複雑な要因が内包されていても、人間が生み出したものである以上、人間の手で解決できないはずはありません」という言葉を思い出しましょう。夜空を見上げながら、私たちが美しい地球を守るために何ができるかを考えるきっかけにしましょう。私たち一人ひとりの小さな行動が、大きな変化を生み出すことを信じて、今日のクールアース・デーを大切に過ごしましょう。