実は先日まで38日間に及ぶ少し長い入院生活を送っていました。大学病院でしたので沢山の医療従事者の皆さんに励ましのお言葉頂き、体調も急回復!勇気100倍!パワーUPして元気に職場復帰を果たしました。今日は、「ことばのくすり」という素敵な書籍をご紹介します。著者は医学博士の稲葉俊郎氏です。この本では、私たちが日々触れる「ことば」の力について、興味深い視点で語られています。
「言葉と、行きていく」というCMをご存知でしょうか?そのCMのように、私たちは常に膨大な「ことば」に囲まれています。そして、それらの言葉には私たちの心に様々な影響を与える力があるのです。一つの言葉が私たちの気持ちを前向きにも後ろ向きにも導くことができるのです。
稲葉氏は、その中でも特に「ことば」が「くすり」になることと同時に、「リスク」をもたらすことがあると語っています。ポジティブな言葉は私たちの心を明るくし、前向きな気持ちにさせてくれます。一方で、ネガティブな言葉に触れると、気持ちが暗くなることも多いでしょう。
稲葉氏が院長を務める病院では、素晴らしいアイデアが実践されています。その病院には「おくすりてちょう」というものがあります。ここでは、さまざまな作品に紡がれた良質な言葉を患者がメモできるスペースが設けられているのです。言葉を良薬のように感じてもらいたい、そんな思いが込められています。
本書では、言葉の力を科学的な視点から解説しています。言葉が私たちの心身に与える影響は驚くべきものがあります。良い言葉を読んだり、聞いたりすることで、私たちのモチベーションが高まり、ストレスが軽減されることもあります。
日常生活では、つい流し読みになってしまうこともあるかもしれませんが、本書を読むことで、意識的に言葉に向き合い、その力を最大限に活用することができるでしょう。例えば、自分にとって重要なフレーズをメモしてみたり、気になる言葉を深く考えてみることで、新たな発見があるかもしれません。
私たちの心に寄り添ってくれる「ことばのくすり」。心豊かな生活を送るために、ぜひ手に取ってみてください。稲葉氏の視点から見る言葉の力に、きっと感動することでしょう。ポジティブな言葉の力を取り入れ、より幸せな日々を過ごしましょう!