「SDGs:目標達成への道のり・・」(1332号)業界初・ものづくり技術支援をサブスクで提供するAZA

貧困と飢餓の根絶、国家間や地域間、男女間の所得格差是正、自然環境の保全などを目指す「持続可能な開発目標(SDGs)」。これは国連加盟国193ヶ国が、2016年から2030年までの15年間で達成を目指すものであり、今年が「折り返し地点」となる年です。SDGsは「17の目標」と「169のターゲット」から構成され、具体的な課題解決に向けた指針を示しています。しかし、国連の特別報告書によれば、169のターゲットのうち定量的な評価が可能な約140のターゲットに対して、「順調に進んでいる」のはわずか15%に過ぎず、48%が「目標達成に向けた軌道から『やや』もしくは『かなり』外れている」、37%が「停滞もしくは後退している」と評価されています。特に貧困や飢餓の撲滅については警鐘が鳴らされており、2030年には依然として5億7500万人が極度の貧困に苦しむとの予測があります。さらに、学校に通えない子どもや質の低い教育を受けた学生が多数存在するなど、教育の格差も深刻です。飢餓に苦しむ人々も6億人以上に上ると推定されており、持続可能な農業への投資や国際的な食料供給体制の改善が喫緊の課題となっています。また、ジェンダー平等の推進においても課題が浮き彫りになっています。22年時点で119カ国が女性の人権を法的に保護する体制を十分に確立しておらず、65カ国が女性への差別を禁じる法律を整備していないことが指摘されています。一方で、一部のターゲットには進展も見られています。例えば、133ヶ国が5歳未満の子どもの死亡率を目標値以下に抑えることに成功しており、2030年までにさらに13ヶ国がこの目標を達成すると予測されています。このような状況を受け、国連のグテレス事務総長は各国に対しSDGsの達成に向けて即時の行動を促しています。特に途上国の支援のためには少なくとも年間5000億ドル(約70兆円)の長期融資が必要とされており、資金の提供を求める呼びかけが行われています。9月には国連総会に合わせて「SDGsサミット」が開催される予定であり、各国の首脳や企業のトップが参加し、目標達成に向けた取り組みを加速する場となるでしょう。SDGsは世界の持続可能な未来を目指す重要な枠組みであり、達成に向けて国際社会全体が連携して取り組むことが求められています。そのためにも、国連と各国が一丸となって具体的な行動を起こす必要があります。弊社は今年もSDGs取組イベント開催致します。「けやき体育館 障害者ふれあい文化講座」⇒http://www.sagamihara-shafuku.or.jp/keyaki/images/event/culture/30805manga.pdf

エンジニアリング事業部・最近の実績☆☆AtoZtoA