「子連れ出勤で働き方改革・・」(1367号)業界初・ものづくり技術支援をサブスクで提供するAZA

技術屋のサブスク 弊社では働き方の様々な工夫があり、働く人がいかに働きやすく出来るのか?日々検討中です。今日は茨城県つくばみらい市の新たな働き方改革、「子連れ出勤」についてご紹介します。この斬新な取り組みは、子育てと仕事を両立させるために、市職員が子どもと一緒に出勤することを許可するもので、その試験実施が行われ、今後の本格導入に向けて準備が進められています。
【背景】
つくばみらい市は、近年子育て世帯の転入により人口が増加傾向にあります。市内の14歳以下の子どもの数は、市総人口の15.4%と県内で高い割合を占めています。このような状況を踏まえ、市は子育て支援と働き方改革の一環として、「子連れ出勤」を導入しようと試みました。
【試験実施の詳細】
子連れ出勤の試験期間は2023年の7月24日から8月25日までの約1ヵ月間にわたりました。試験対象は市役所の伊奈庁舎と谷和原庁舎、教育委員会棟で働く職員で、小学校3年生までの子どもや孫を、各自の職場で受け入れました。託児所は提供せず、オフィスや会議室を利用して、子どもの世話をしながら仕事に取り組む環境を整えました。
【試験の成果】
試験期間中、対象となった79人の職員のうち、延べ30人が子連れ出勤を利用しました。期間終了後、対象となった職員や周囲の職員、市民に対してアンケートが実施され、本格導入に向けた課題が整理されました。
【アンケートの結果】
子連れ出勤を利用した職員からは「子どもの社会勉強になった」という肯定的な意見や、「職場の雰囲気が和んだ」といった声が寄せられました。実際に子連れ出勤を利用した親からは、「預かり保育がない場合など緊急時の選択肢として子連れ出勤があれば助かる」との声が聞かれ、子どもたちも喜んでいるようです。
【課題と今後の展望】
一方で、来庁者の多い部署での導入は難しく、接客中の子どもの世話が課題とされています。また、子どもの疲労を考慮した長時間の勤務に対する対策も必要です。一部の職員は、周囲への気遣いや不安を抱えていることも明らかになりました。
本格導入に向けて、総務課では制度の調整を進めており、職員や市民からの意見を収集し、課題を克服していく方針です。「子育て支援のためにより良い制度づくりをしていきたい」と、市の総務課長は述べています。
この子連れ出勤制度を推進してきた市議会議員も、子育て支援と働き方改革の推進を継続的に主張しており、この斬新な働き方が普及し、子育てしやすい社会を実現する一助となることを願っています。
子連れ出勤は、現代の働き方に合わせた柔軟な対応をする取り組みの一環として、つくばみらい市が積極的に推進していることがわかります。この取り組みが成功し、他の地域でも広がることで、子育て世帯と職場の両立がより実現しやすくなることを期待したいです。弊社でも、もっともっと「働きやすい」「働きがいのある」『働き方改革』進めて行きます。

エンジニアリング事業部・最近の実績☆☆AtoZtoA