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書籍：自分をよろこばせる習慣（著者：田中克成氏）から今日は一つの興味深い心理現象、「カラーバス効果」についてご紹介致します。
この効果は、他人の長所を見つけることから自分の素晴らしさを発見する手助けになる魔法の方法です。
質問です。皆さんは人の長所を見つけるのが得意ですか？著者は500人以上の方との半生を語るインタビューを通じて、面白い発見をしました。何の取り柄も特徴もない人生を送った方は一人もいないのです。それどころか、誰しもがユニークで、他人が「すごい！おもしろい！」と思える取り柄や強みを持っていることがわかりました。
他にも「よく見たらホリが深くてメリハリがある顔だなぁ」「きれいな声をしてるなぁ」「服の色の組み合わせが秀逸だぁ」「いつも靴をきれいにしてるなぁ」など、他人の小さな長所を見つけていくことで、思いがけず自分の長所にも気づくことができるんです。これが「カラーバス効果」の魔法なのです。
この効果がなぜ起こるのかを説明します。例えば、今、その場で目を閉じて「赤」をイメージしてみてください。しっかりと赤をイメージしてから目を開けると、1秒の間に赤やピンク、オレンジといった赤系のものが視覚に飛び込んできます。次に目を閉じて「青」をイメージすると、青や水色、緑が飛び込んできます。これが「カラーバス効果」。同じように、他人の長所を見つけていると、その作用で自分の長所にも気づけるのです。
実際に、著者の運営するコミュニティには、他人のダメなところばかりを指摘する女性がいました。確かに彼女の指摘は的確でしたが、いつも独りぼっちで寂しそうで、自信を持っていませんでした。一方で、他人のいいところを見つけ、褒め、笑顔で接している女性もいました。彼女は次第に自分の才能を開花させ、自信に満ちあふれ、周りには笑顔が絶えませんでした。実は、この２人の女性は同一人物。彼女はカラーバス効果を活用し、人生が180度変わったのです。皆さんも周りの人の長所を見つけてみてください。そうすることで、あなた自身の素晴らしさが見つかるかもしれません。カラーバス効果の魔法を信じて、ポジティブなエネルギーで自分を彩ってみませんか？
