またまた理事長ネタです。自宅マンション(155世帯)の理事長としての経験を共有させていただきます。来月には、当マンションの大規模修繕計画の採決が臨時総会で行われる予定です。この週末には、最終的な反対派を含む住民意見交換会を開催します。平穏に終了することを祈っています。
マンション管理会社の担当者からは、当マンションが他と比べて個性的な住民が多いため、自己主張される方も多く重要なプロジェクトに対して反対意見や異論が多く出る傾向にあるとの指摘を受けています。実際、友人である近隣の大型マンション(300世帯)の理事長との情報交換からも、当マンションでは反対意見が目立つ状況を確認しました。
年度初めには通常、町内会や自治会、マンション理事会の総会が開催されます。参加者は積極的に参加する方と、委任状を提出して参加しない方に分かれますが、当マンションでは委任状の取り扱いが問題視されています。総会への参加者は約40名前後で、6割から7割が理事長への一任を選択しています。この方式自体は一般的ですが、問題は住民の意見が反映されずに採決が進められる場合です。過去には、十分な説明無しに設備が変更され、使用されない設備やマンションの価値を下げる結果となった事例があります。
今回の大規模修繕プロジェクトでは、公募によるメンバー募集とプロフェッショナル集団のコンサルも導入しました。2年にわたり、住民の意見を広範に収集し、住民アンケートの実施、結果の配布、説明会や意見交換会を通じて直接住民の声を聞き、修繕案に反映させてきました。結果として、全ての住民の理解を得られたわけではありませんが、多数の賛同を得るに至りました。反対意見が多かった「委任状の取り扱い」に関しても、このプロセスを経ることで、問題を解決できたと考えています。
会社運営においても同様に、多くの理解者が支えることで良い組織運営が可能となります。この経験を通して、従業員とのコミュニケーションを深め、率直な意見交換を行いながら、納得を得て経営を行うことの重要性を再認識しました。
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