「任期を終えるマンション理事長としての経験」(1519号)

私は間もなく1年間の任期を終えるマンションの理事長として、理事8人、監事3人、大規模修繕プロジェクトチーム5人を含む、合計16人のチームを率いてきました。さらに、マンション管理業者のフロントスタッフや管理棟のスタッフを加えると、チームは20名を超えます。過去にもブログで何度か触れていますが、この1年は学びの連続でした。
理事会のメンバーには、全国労働組合の副会長、医学博士、大手金融機関の支店長、都庁の管理職、複数の会社経営者など、社会的地位の高い優秀な人材が揃っています。エリートたちの意見を聞きながら議案を進め、マンションの行事の運営や、大規模修繕および30年間の長期修繕計画の策定を行ってきました。個性が強いメンバーも多く、時には激しい議論が交わされることもありましたが、異なる思想や考え方を持つ人々をまとめ上げることの難しさを学びました。
私が常に心掛けていたのは、「楽しい理事会運営」を実現することです。常に笑顔を絶やさず、自らをオープンにして自宅にメンバーを招き、打ち合わせを行ったり、お茶や飲み物を用意して、和やかな雰囲気で集いを開催しました。最終的には、全員が一致団結して、155世帯の住民の皆さんに重大な決議を採択する総会を迎えることができました。
地域コミュニティの皆さんも、このような活動に積極的に参加することをお勧めします。学びが多い経験です。