「夏至(げし)の魅力・一年で最も昼が長い日の楽しみ方」(1549号)

日の出から日の入りまでの時間が最も長い日、それが夏至(げし)です。夏至は天文学的に決まっており、今年は今日6月21日。この日を境に、12月21日の冬至まで少しずつ日が短くなっていきます。
ちなみに、日本で「夏至」と呼ばれるこの日は、中国の古い暦である二十四節気(にじゅうしせっき)から来ています。「昼の時間が長い」というのは北半球での話で、南半球では同じ日が最も昼の時間が短い日になります。
同じ日本国内でも、緯度によって日の長さは微妙に変わります。例えば、東京(緯度35度)では夏至の日の昼は14時間34分ですが、札幌(緯度43度)では15時間23分と、北へ行くほど昼の時間が長くなります。
また、夏至の日には「半夏生(はんげしょう)」という行事があり、関西地方ではタコを食べる習慣があります。タコの吸盤のようにしっかりと根を張ることを願い、田植えが終わった田んぼの豊作を祈る意味が込められています。
北欧では、夏至の日に盛大なお祭りが開かれることが多いそうです。この日は男女の縁結びや占いが行われる季節でもあります。
夏至は、太陽と宇宙のパワーに満ちた特別な日と言えるかもしれませんね!
今日も元気に図面作成!