「相模原市:北里柴三郎の肖像が新千円札に」(1558号)

先日お話ししたリニア新幹線でも相模原市が注目されていますが、今回はさらにビックな朗報です。相模原市にゆかりのある細菌学者、北里柴三郎の肖像が新千円札に採用され昨日発行されました。この機会をビジネスチャンスにつなげていきたいですね。
北里大学病院は私が常日頃大変お世話になっている医療機関でもあり、2015年には北里研究所・北里大学の大村智博士がノーベル生理学・医学賞を受賞するなど、今も柴三郎イズムが脈打っています。(大学前に立つ銅像を撮影)
北里柴三郎は破傷風の治療法を確立し、日本初の私立伝染病研究所を設立、伝染病予防と細菌学の研究に生涯を捧げた人物です。彼は北里大学の学祖であり、相模原市の「北里」という町名の由来でもあります。
熊本県生まれの北里は幼少期に儒教教育を受け、その真面目で頑固な性格は実験態度にも反映されていました。32歳でドイツに留学し、ローベルト・コッホの研究室で細菌学を学び、1889年に破傷風菌の純粋培養に成功しました。日本に帰国後、福沢諭吉の援助を受けて私立伝染病研究所を設立し、多くの優秀な門下生を育成しました。
その後、伝染病研究所が国立となり、方針転換を迫られた北里は辞任し、新たに私立医学研究機関「北里研究所」を創立しました。晩年まで研究を続けた北里の「不撓不屈」の精神は、多くの人々に影響を与え続けています。
私たちの設計の仕事も毎日が困難の連続ですが、「不撓不屈」の精神で今日も一日頑張りましょう!