きらぼしコンサルティングから「自社の業況判断と賃上げ・夏期賞与の動向(2024年5月実施 第30回アンケート調査結果)」が届きましたので、情報共有させてください。
調査実施要領
・調査期間:2024年5月15日~6月3日
・調査対象:会員企業2078社
・有効回答数:219社(弊社も回答)
・業種構成:製造業27.3% 非製造業72.7%
・規模別構成:従業員1~10人、19,6%
〃 11~30人、30,1%
〃 31~99人、30,1%
〃 100人以上、20,1%
調査結果の概要
1. 自社の最近の業況
2024年3月から5月にかけての業況について、昨年同時期と比較して「好転する」と答えた企業は22.8%でした。「ほぼ横ばい」は62.6%、そして「悪化する」と答えた企業は14.6%となっています。
2. 自社の業況見通し
今後6か月間(2024年6月~11月)の業況見通しについて、「好転する」と見込む企業は23.3%でした。「ほぼ横ばい」は62.1%、「悪化する」と見込む企業は14.6%でした。
3. 従業員の過不足
従業員の過不足について、「不足している」と答えた企業は51.8%に上りました。「適正」は43.1%、そして「過剰」は5.1%となっています。
4. 魅力的な職場づくりの取り組み
魅力的な職場づくりのための取り組みとして、最も多かったのは「賃上げの実施」で69.1%でした。次いで「成果を反映できる賃金・人事制度の導入」が33.6%、第3位は「福利厚生の充実」で31.3%でした。
5. 価格転嫁の水準
価格転嫁の水準について、「50%以上80%未満」と答えた企業が27.4%で最も多く、次いで「80%以上100%未満」が21.4%でした。「100%(すべて転嫁できている)」と答えた企業は6.0%、「0%(全く転嫁できていない)」は11.2%でした。
6. 今春の賃上げ金額
今春の賃上げ金額(月額平均)については、賃上げを行った企業の中で最も多かったのは「8000円」でした。
7. 夏期賞与の水準
今年の夏期賞与について、「ほとんど変わらない」と答えた企業は56.7%、減少すると答えた企業は11.9%でした。
これらの調査結果から、自社の業況や従業員の過不足、賃上げや賞与に関する動向が見えてきます。今後もこうしたデータを参考にしながら、より良い職場環境づくりを進めていきたいと思います。