「南海トラフ地震への備えを再確認しましょう」(1584号)

今月8日、宮崎県で震度6弱の揺れを観測したマグニチュード7.1の地震が発生しました。この地震を受けて、気象庁は南海トラフ地震の想定震源域において、大規模地震が発生する可能性が通常より高まっているとして、臨時情報を発表しました。これに伴い、引き続き巨大地震への警戒が呼びかけられています。
この影響で、海水浴場が遊泳禁止になったり、行楽地で宿泊キャンセルが相次ぐなど、お盆休み期間中に各地で混乱が生じています。このような状況下で、皆さんは災害への対策をしっかりと行っていますか?日常の中で、防災への意識が希薄になりがちですが、こうした事態が発生するたびに、改めて防災準備の重要性を痛感します。
これまで、災害時の備蓄は「3日分あれば十分」とされてきましたが、南海トラフ巨大地震のように広範囲に甚大な被害をもたらす可能性のある地震では、「1週間以上」の備蓄が推奨されています。水、食料、医薬品、生活必需品などを十分に備えておくことが求められます。
この機会を活かし、防災対策を見直し、万全の備えを整えましょう。地震などの自然災害はいつどこで起こるか予測がつきません。だからこそ、日頃からの準備が私たちの命と生活を守ることにつながります。今一度、家庭や職場で防災意識を高め、災害に備えた行動を心掛けてください。