9月21日から30日まで「秋の全国交通安全運動」が実施されます。これを機に、事故防止への意識をさらに高めていきましょう。
今回の重点項目の一つに、自転車の交通ルール遵守が挙げられています。警察庁の統計によれば、2023年の交通事故の23.5%が自転車関連の事故であり、全体の4件に1件が自転車に絡んでいるという現状です。自転車利用者が多い私たちにとっても、重要な課題です。
また、今年11月1日から、自転車に関する道路交通法が改正されます。
①「ながら運転」や「酒気帯び運転」が新たに罰則の対象
②スマートフォンを手に持ちながらの通話や画面を見ながらの運転は禁止
③信号無視や一時不停止などの違反にも反則金制度が導入予定
この法改正は事故防止に重要ですが、利用者にはわかりにくい部分もあります。自転車は便利ですが、交通ルールの習熟が不十分なことが多いため、私たち一人ひとりがしっかりと学び直す必要があります。
警察庁が定めた「自転車安全利用五則」は、非常にシンプルで基本的なルールです。
1)車道を原則として左側を走行し、歩道は歩行者を優先
2)交差点では信号や一時停止を守り、安全確認を徹底
3)夜間はライトを点灯
4)飲酒運転は禁止
5)ヘルメットを着用
自転車の安全利用を再確認し、自動車運転時も事故防止を意識しましょう。特に秋から冬にかけては、薄暮時の歩行者事故が増えるため「早めのライト点灯」を心掛け、無事故で安全な秋を過ごしましょう。一緒に、交通安全を心掛けましょう!【リーフレット】