「真空技術で半導体産業をリードするアルバック」(1622号)

弊社の顧客の一社であるアルバック社長、岩下節生氏へのインタビューを取り上げたいと思います。アルバックは真空技術のパイオニアであり、半導体や電子部品製造装置、FPD製造装置など、幅広い分野で最先端技術を提供しています。特に半導体分野の成長が著しく、アルバックの真空技術を駆使した装置は、世界の半導体メーカーから高く評価されています。
アルバックは、1952年に真空技術の普及が進んでいなかった時代に創業され、現在では2026年に売上3000億円を目標に掲げています。岩下社長が注目しているのは、中国市場の拡大です。武漢や上海を中心とした巨大な市場は、今後も重要視されるべきであり、アルバックもイオン注入装置などの分野で高いシェアを誇っています。
アルバックの強みは、真空技術を軸にした装置開発であり、特に5nmや3nmの微細加工プロセスに欠かせないメタルハードマスク製造装置は、半導体メーカーにとって不可欠な存在です。
また、アルバックは女性や中高年社員の活用にも積極的で、国内外で働きやすい環境の整備に注力しています。岩下社長のリーダーシップのもと、地域社会や産学連携も進めており、鹿児島県や青森県八戸市の工場を拠点に地域活動を行うなど、企業の社会的責任(CSR)にも力を入れています。
弊社もアルバックのような先進企業から多くを学び、真空技術のさらなる発展に寄与するパートナーとして、引き続き協力していきたいと考えています。岩下社長のお話を通じて、これからの半導体産業における未来のビジョンを共有させて頂きました。今後も弊社として、最先端技術のサポートに努めてまいります。