東京商工会議所の機関誌「東商新聞」11月号の記事から、非常に興味深い調査結果をご紹介します。米世論調査会社ギャラップによる2023年の最新調査によれば、日本で「仕事に意欲的、積極的に取り組む人」の割合はわずか6%で、世界最低水準であることが明らかになりました。世界平均の23%や東アジア平均の18%と比べても、際立って低い数字です。東アジアではモンゴルが41%と最も高い結果を示しており、日本との大きなギャップが浮き彫りになっています。
さらに、日本の労働者の24%が「仕事に意欲を持とうとしない」と回答しており、意欲的な人の4倍にも上る状況です。この背景には、長年にわたる働き方改革の成果が従業員の意識にまで及んでいない現状があると考えられます。ギャラップの分析では、この低い従業員エンゲージメントがもたらす機会損失が2023年だけで86兆円超に上るとされ、深刻な経済的影響が懸念されています。
私たちアザエンジニアリング株式会社は、理系の専門職である技術者が中心の会社です。このような調査結果は必ずしも当社に直接当てはまるわけではありませんが、日本の働き方や職場環境に対する課題として真摯に受け止めるべきだと感じています。
当社のビジョンは、「ハイレベルな総合エンジニアリング会社を目指します。働く社員が充実し、働きがいのある会社、ワクワクする職場を実現させます。」です。このビジョンを達成するため、社員一人ひとりが自分の仕事に誇りを持ち、充実感を感じられる環境づくりに注力していきます。具体的には、社員のウェルビーイング(心身ともに健康で幸せな状態)の向上にむけた取り組みを具体的に進めています。これからも、社員が主体的に働き、チームとしての力を最大限に発揮できる会社を目指して努力を続けていきます。皆さんとともに、ワクワクする職場づくりを進めていきましょう!