「栄光の花、ジンチョウゲ」(239号)

ジンチョウゲの花

◎週末、まだまだ寒かったですが、ジンチョウゲの花がとても良い香りを漂わせて、春本番も近い

といった感じでしたね。

弊社のビルの植え込みのジンチョウゲも、匂いが香らないとわからないくらい地味に咲いていました。

ジンチョウゲは、クチナシやキンモクセイと並んで三大香木の1つとなっています。春にピンクの花を

咲かせる樹木です。花のさわやかな甘い香りは、香水としても利用されています。

 

花言葉は『glory』(英語)=『栄光』です。ジンチョウゲが1年中緑の葉をつける性質にちなんで、

「不死」「不滅」「永遠」などずっと続く意味を持つ花言葉がつけられたそうです。また、香りが長続き

したり、他の花より開花期間が長いことも、花言葉に影響しているとされています。

長い冬を勝ち越えて、春の訪れを告げる「栄光」の花なんですね~。

 

サイゼリア

◎さてたまに、1人で雲隠れをしに行くお店が「サイゼリア」です。安くて美味しくて、本格的。

そんなサイゼリアの会長、正垣 泰彦さんの両親は、何人もの戦争孤児を引き取り

我が子同然に育てたそうです。分け隔てのない愛情を見て育った正垣さんは、飲食の世界に身を投じると、

お金がある人も、ない人もおいしいイタリア料理を食べて欲しいと、低価格を追求してきました。

 

その戦略にぶれはありませんでした。他の外食チェーンが景気によって価格政策を変えても、そんなことは

お構いなしに一心不乱に低価格をつらい抜いてきました。微動だにしない方向性は、正垣さんの生育環境

抜きには存在しないと思います。『低価格という経営の方向性か自身の内面に沿っていたから、

幾多の困難を乗り越え、サイゼリアを発展させられたと思います。

 

「こんな会社をつくりたいという理念を持って、高い志を掲げたりすることは、とても尊いけれど

ただ、願うだけなら誰でも出来ます。理念を執念の域まで高めるには、経営者が、自身を構成する内面に

目を向ける事がどうしても必要だと思います。

 

AZAの理念は、「人格の形成」がテーマになっています。いつも向上心にあふれ、ポジティブで、

お客様に感動を与えられる光る人財になることです。その人格の上に私共の業務である「優れた技術」も

確立されるのではないでしょうか。

そういう意味で、「人財教育」を経営の軸にし、今後も力を注いで参りたいと思っています。

皆でジンチョウゲの花言葉のように「栄光」をつかみましょう!