◎私の住む地域が大きく変わってきました。隣接する町田木曽住宅という5600戸
のマンモス団地があります。入居年度が昭和38年~昭和46年になる建設後
50年前後にあたります。当時は、町田市民が憧れる、高層で最先端の団地でしたが
今では団地居住者の高齢化が深刻で、調べによると団地居住者の65歳以上の
割合が7割を超える地域もあります。
団地の子供たちが通っていた小学校が2校、中学校が1校、統廃合され廃校に
なりました。商店街も閑散としています。私の母親もここに住み、私自身も町田市民
になり、25年間、友人・知人も多く馴染みの深い団地でもあります。
その団地が今、少しずつ再生されています。1つの小学校跡地は、地域の
消防所が新設移転されて、多摩地域の災害対策の拠点に生まれ変わりました。
また、多摩センターから町田にモノレールが順延されることがほぼ決まっており
その駅の1つがこの団地になります。その為、廃校になった小学校・中学校の
それぞれが、桜美林大学の国際学部のキャンパスに生まれ変わる工事が始まりました。
モノレールを利用して学生が移動できるようになります。そして、高齢化の進む
団地の空き部屋を、学生が住居として使用する計画です。一旦は、衰退をたどった
団地ですが、今後行政と地域と企業や各種団体が、協力し合って再生されていく
ことを目の当たりにすると、歴史の流れを感じると共に、時代背景による
隆盛と衰退を繰り返しつつ、色んな事が変わっていくことは、人生と同じだと
実感しております。先日、弊社の傷害保険や火災保険、自動車保険の個人事業の
会社が高齢を理由に廃業されました。突然で、ビックリしましたが、私の高校時代の
友人が同じ系列の保険会社を営んでいたことを、思い出し保険の継承をお願いしまし
た。会うのは20年ぶりでしたが、すっかりいいおじさんになっており、子供たちが
私達の通っていた高校に、再び通っている話を聴き、あっという間に過ぎ去った20
年と、時の流れの速さを痛感致しました。
時というのは、本当に凄い速さで流れていて、その中にいるから気が付かない
だけなんですね。1日1日を大切に、丁寧に生きて行きたいと実感しています。
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