「気配りを加える、自分のしごと・・」(456号)

営業活動で移動中は読書の時間にしていますが、最近疲れ気味なのか、いつの間にか

「こっくり」「こっくり」してしまいます・・・読書が睡眠誘発剤のようになっています(笑)

少し前に読んだ「ものの見方たが変わる“座右の寓話”」という書籍に「聡明さと

創造的な仕事」と題した章に「三杯の茶」の寓話が紹介されています。皆さんも

ご存知な方もいると思いますが、ご紹介したいと思います。

三杯の茶

~『三杯のお茶』~

『ある日、秀吉は終日鷹狩りに出て休憩がてら喉が乾いたのである寺によった。

そこで茶を所望する。寺の小僧が一杯目は大きな茶碗にぬるめに、七、八分程度入れた。

一気に飲み干した秀吉は、更にもう一杯所望。すると今度は少し熱めで茶碗に半分

ほど入れてだした。さすがに秀吉もこの小僧に興味をもち更に3杯目を所望。小僧は

小さな茶碗に熱い茶を入れ差し出した。つまりは効率よく腹がだぶつかないよう喉の

渇きを癒すやりかたらしい。秀吉はこの石田佐吉少年の機知を大いに気に入り寺の

住持に頼みこみ、長浜に連れていき我が小姓とした。・・・』

それから年月を得て秀吉晩年には「我に最も近いのは三成か・・。」とまでいわれ

る石田少年の人生がはじまりますが、この寓話では単純な仕事であってもそこに

自分の出来る範囲で気配りや知恵を加えれば、それは自分の仕事、自分だから出来る

仕事に化けるということです。私たちの日常の業務でも、お客様や社内メンバーに

喜んでいただけることを行うこと、ほんの少しの気配りで双方の絆も生まれるのでは

ないでしょうか。『気配り』大切にしていますか。

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