先月から、数名ずつで随時行っている健康診断。私の場合、この健康診断が健康
維持・持続の1年の決着点でもあります。(ちょっと大げさですね(^_^;)
ところで平均寿命と健康寿命を知っていますか?少し古い平成25年の調査では・・
男性の場合:平均寿命80.2歳ー健康寿命70.2歳=要介護9歳
女性の場合:平均寿命86.6歳ー健康寿命74.2歳=要介護12.4歳
元気に自立して過ごせる期間のことを「健康寿命」と言います。
私たちの寿命は延び続け、今では“人生90年”に手が届こうとしています。しかし
一方で、自立した生活を送れる期間「健康寿命」が、平均寿命より男性は約9年、
女性は約12年も短いことが分かりました。これは支援や介護を必要とする期間が、
平均で9~12年もあるということです。長い人生、いつまでも元気に過ごすために
は「健康寿命」を延ばすことが必要なのです。明治時代、日本人の平均寿命は40代
前半でした。男女共に50歳を超えたのは1947年頃、75歳を超えたのは1986
年です。寿命は短期間で飛躍的に延びました。「ロコモ」と言う言葉を聞いたこと有り
ませんか?この「ロコモ」は健康寿命を短くする要因です。
ロコモティブシンドローム(運動器症候群、通称ロコモ)とは、骨や関節、筋肉など
運動器の衰えが原因で、歩行や立ち座りなどの日常生活に障害を来たしている状態の
ことをいい、進行すると要介護や寝たきりになるリスクが高くなります。平均寿命は
延びましたが、私たちの運動器は、元々それほど長持ちするようにはできていない
ようです。いつまでも自立した生活を送るためには、定期的に運動器のメンテナンス
を行いながら、大切に使い続ける必要があります。それは要支援・要介護になった
原因の実に25%が運動器の障害なのです。骨・関節・筋肉・神経が衰え→
痛み・バランス低下→運動能力低下→寝たきり となります。普段何気なく動かして
いる「体」ですが、私たちが自由に体を動かすことができるのは、「運動器」の働きに
よるものです。「運動器」とは、骨や筋肉、関節のほか、脊髄や神経などが連携し、
体を動かす仕組みのこと。どこか1つでも障害されると、体はうまく動かなくなるので
す。そして骨や筋肉は40歳頃から衰え始め、50歳を過ぎた頃から急激に低下します。
そのため特に40歳を過ぎたら、ロコモ対策を始める必要があります。運動器は、
自分の意志で動かすことができる唯一の器官。そして骨や筋肉は、いくつになっても
鍛えることができます。「運動器の寿命は自分で延ばす」という意識をもち、今日から
ロコモ対策を始めてみてはいかがでしょうか。骨や筋肉の役割は、体を支え動かす
こと。そのため体重や運動量に応じて、強くなろうとする特性があります。骨や筋肉を
鍛えるには、自分で体を動かして、適度な負荷を与えることが必要です。同時に、
骨や筋肉の材料となる栄養素を、きちんと食事で摂ることも大事です。
多忙な毎日を、過ごしている私達ですが、健康診断の結果を真摯に受け止め、具体的
に何らかの行動を起こす良いきっかけにしてください。ちなみに私は、当社ビル1階
のスポーツクラブに通うようになって6年近く経ちますが、健康診断の数値は、確実
に年々改善しています。弊社の「健康促進制度・手当」を是非、有効にご活用下さい。
いつまでも楽しい人生を謳歌しましょう!
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