私が、小学校1年生の時に生まれてはじめて、「ファン」になった人がいます。
「アグネス・チャン」デビューしたばかりで、日本語もあまり上手ではなかったので
すが、かえってそれが可愛らしく、一生懸命さや、清純さに夢中になりました。
駄菓子屋で「当たりくじ」が「アグネ・スチャンのブロマイド」には、少ない小遣いを、
全部つぎ込んでいました。親にお願いしてレコードも購入。歌番組に彼女が出るたび
に胸がキュンとなってテレビに釘付けでした。いまでは、歌手以外に多方面で活躍され
ています。そんな彼女の新聞記事を発見し大感動。ご紹介したいと思います。
『アグネス・チャンさんには、2人の姉がいます。長姉は10代でスカウトされて
女優に。成績優秀な次姉は大学の医学部に合格。“それに比べて私は……”。幼い頃の
アグネスさんは劣等感で押しつぶされそうだったといいます。それが変わったのは
中学生の時。障がい児施設でボランティアをしたのがきっかけだったそうです。身体
の不自由な子どもたちと一緒に遊び、歌を歌うと皆、全身で喜びを表現してくれました。
“私でも人を元気づけられる”。自信を持った彼女は、明るく前向きに。やがて
歌手を目指すようになります。かつて公演で彼女が語っていました。人は、自分の
ことばかり考えていると、エネルギーが胸に詰まって、苦しくなりがちになります。
そんな時、ちょっと自分のことは忘れて、人のために動いてみる。それが“エネルギー
の出口が見つかる魔法”ですと・・。著名な心理学者ウィリアム・ジェームズの言葉
にこうあります。「なにかの美点を身につけたいときは、すでにそなわっているかの
ように行動すればよい」と・・。心と体は「一体不二」だからこそ、自己を変革する
には、あれこれ思い悩むより、まず行動してみることです。』
劣等感によって幼心に苦悩に沈み、人のために動くことによって自身の使命に気づき
可能性が開花したんですね。そんな彼女だから人々を魅了したんでしょうね。
その一人が私だったんです。
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