ビズヒントマガジンという雑誌が時々届きます。この雑誌は、ビジネスに「ひらめき」
をっ!をテーマに企業が変革を迫られる時代に、成長を信じ、本気でチャレンジし
続ける人たちに、試したくなる経営者にむけた「ビジネスのヒント」が掲載されていま
す。無償で届く雑誌ですが、中身が充実した経営に参考になる雑誌です。
今回の特集は「中小企業の危機管理術」経営者はいかに危険を察知して守りを固め、
会社と社員を守るべきなのか?「まさかに対する備え」の記事が中心です。またTOP
ページには「経営者の名言」が掲載されています。
今回はリクルート創業者の江副浩正氏、日本におけるベンチャー起業家の先駆者の
ひとりです。リクルートの創業者・江副浩正は昭和11年生まれ東京大学在学中に、
大学新聞の広告を取るコミッション制のアルバイトに従事しました。卒業後に会社を
設立し、広告を記事のように読ませる手法「企業への招待」を発行。以降、次々と新
分野を開拓し、情報誌の領域を広げていきます。これは現在のフリーマガジンの礎で
もあります。江副氏がリクルートに残した名言。
『自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ』
さらに、経営理・念のモットーのひとつに「誰もしていないことをする主義」を掲げ、
常に新しい領域に挑戦し、仕事を通して成長を遂げることを願ったのです。また、
社内の体制に事業部制を採用し、各事業部に大きな権限を与え、競い合わせることで、
社員が自発的に仕事をする風土を育てました。昭和63年に「リクルート事件」が
報道され、有罪判決を受けた江副は後に「リクルート時代、精一杯の背伸びをして、
道を踏み外してしまった」と述懐しています。ですが、その背伸びゆえに生まれた
功績も大きいのではないでしょうか。彼が遺した言葉に背中を押される経営者は、
今でも多いのです。
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