2011年(平成23)年3月11日午後2時46分。東北地方太平洋沖を震源とする
地震によって、東日本大震災が発生しました。余震が続き、計画停電が実施され寒く
て怖い不安な毎日は、今起こっている新型コロナウイルス感染症の問題の比では有りま
せんでした。あれから丸9年被災地は、まだまだ復興中です。現在読書中の
「南相馬メドレー」では著者が、被災地の復興のドラマをエッセイとして書き上げて
います。人々が何を感じ、どのように復興に立ち向かったか・・考察しながら深い
思いを懐く文章は、さすが芥川賞受賞作家であることに納得致します。読み続け
ながら涙が溢れてくるシーンも有ります。たくさんの命が奪われた痛ましい事実と、
今に至る復興の現実。「過ぎ去ったこと」にするにはまだまだ難しい、被害と影響
が続いています。それでも前を向こうとする気持ちを結び、広げていこうと、本来
ですと3月11日は各地で鎮魂と祈りの催しが開催されますが今年は新型コロナ
ウイルスの影響で催しは中止のところが多いようです。「あの日を今につなげ、
なにができるのか、なにをすべきなのか。」命の重みと「当たり前の日常」の尊さを
感じる、それぞれの「3・11」ではないでしょうか。一日も早い復興を心から
お祈り致します。合掌
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