今日、6月10日は『時の記念日』1920年の今日、時間の尊重・厳守を目的に制定
されました。天智天皇が水時計を用いて時を知らせたことで時の記念日になりました。
日本人は世界一、時間に厳しいと言われています。しかしこれは、ここ100年ほど
で培われた感覚なのです。少し驚きです・・。(*_*) 1872(明治6)年、新暦とともに
一昼夜を24等分する「定時法」が採用されるまで、日本人は季節によって基準となる
「一刻(約2時間)」の長さが変わる「不定時法」のもとで暮らしていました。庶民は
城や寺院が鳴らす「時の鐘」によって時問を把握していたといいます。そのため、明治
時代に来日した外国人の日記には、日本人のおおらかな時間意識に悩む記述が多数見ら
れます。しかし、鉄道や学校制度が整うにつれ、「時間通り」の大切さが広まっていき
ます。律儀で真面目な日本人らしい歴史です。私も典型的な日本人で幼い頃から、
「時間を守る」ことを厳しく教えられ今でも集合の際は一番に駆けつけています。
そんな時間に関する、新聞記事をご紹介致します・・。
「時は金なり」の名言で知られるアメリカ建国の父ベンジャミン・フランクリン。
氏は、こんな言葉も残しています。「人間の幸福というものは、時たま起るすばらしい
幸運よりも、日々起って来る些細な便宜から生れる」氏は自らの「道徳的完成」を目指
して、勤勉・誠実・正義など、13の実践項目を手帳に記しました。さらに、その一つ
一つが実行できたかを毎日、振り返ったといいます。「良い習慣を作ってこれをしっかり
身につけねばならない」と・・。手帳には、1日24時間の使い方も細かく記されて
いました。その冒頭には毎朝、自らへの質問が・・。「今日はいかなる善行をなすべきか?」
そして一日を終えた夜、再び自身に問う。「今日はいかなる善行をなしたか?」朝、清新な
決意で出発する。目標に向かって、着実に行動する。日々、反省を怠らない――時代は
変わっても、偉人の生き方から学ぶものは多いですね。
私が今読んでいる書籍「人生最後の日にガッツポーズして死ねるたったひとつの生き方」
長い題名ですが・・。(^_^;) 天才コピーライターのすいこたろう氏の著書です。
書籍の冒頭の砂時計の写真の横にこのように書いています。これがあなたの「命」です。
命とは「時間」のことです。次のページには・・。こうしてページをめくる間にも、
あなたの寿命は縮まりました・・。100年後、あなたはこの星にいません。死ぬと
決まっているのに、なぜ、僕らは生まれてくるのでしょう?人生最後の瞬間、これまで
得たもの、すべてを手放すのが人生のゴールです。しかし、人生最後の瞬間、持って
還れるものがひとつだけあります。それが・・・「思い出」です。人生最後の日、
あなたはどんな「思い出」を持って還りたいですか?・・・と。
作家のマーク・トウェインの言葉「人生で一番大事な日は2日ある。生まれた日と
なぜ生まれたかがわかった日である」
今日「時の記念日」は、時間の大切さを再確認したいですね。意義ある使い方で人生の
後半戦、沢山の良い思い出を作りたいです。充実した楽しい毎日を過ごしましょう。
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