長引く梅雨、今年は全国的に長雨や日照不足が続いています。平年なら九州から関東
甲信まで、すでに梅雨が明けている時期ですが、今年はまだ天気がすっきりしません。
梅雨明けは8月になってからとの予想です。
6月下旬からの日照時間が平年の5割程度という地域も多く、すでに農作物への影響
が出始めており、スーパーに行くと野菜は品揃いも悪く高騰しています。一日も早く
夏空が待たれる今日このごろです。ただ、梅雨の次には台風シーズンがやってきます。
昨年の台風15、19号が甚大な被害をもたらしたことは記憶に新しいですが、近く
に川などのない大都市地域でも浸水被害が多発しました。
街なかの下水道などの排水能力は1時間に50ミリ以上の雨が降ると限界を超え、水
があふれ出します。いわゆる「内水氾濫」です。最近のように1時間に100ミリ
以上の豪雨が頻発する状況では、どこで浸水が起きても不思議ではありません。
以前では考えられない想定を超える雨量なのです。鉄道や道路の下をくぐるアンダー
パスは特に冠水しやすです。弊社最寄り駅にも該当する場所があります。車が入り
込んで脱出できなくなれば命に関わる危険な場所になります。
災害が想定される時は、早めに避難することが何より大切です。
但しいまは、新型コロナウイルス感染を防ぐため、避難の際はマスクやアルコール
消毒液などを忘れずに持参したいです。避難所での感染が心配な場合は、親戚の家
に避難したり、ホテルなどを利用することも考慮です。安全が確保されるなら在宅
避難や車中泊という選択もあります。台風の脅威が年々高まる中、自治会で配布
されている地域のハーザードマップなども予めチェックし、わが家の災害への備え
を見直しておきましょう。
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