「アフターコロナ文科会・・」(798号)

南西フォーラム

南西フォーラム(首都圏南西地域産業活性化フォーラム)は、地域における企業・大学

支援機関・行政機関などが一堂に集い、中小企業の皆様の新技術・新製品開発や新分野

への進出などにつながる新たな連携を生み出すための交流の場として、平成16年6月より

開催しています。水曜日に同フォーラムにて開催のオンラインセミナーに出席致しました。

◎アフターコロナで変化する“社会”と“ビジネス”と題して第一回目「アフターコロナ概論」

『新型コロナウイルスによる中小企業への影響と、今後の展望』を受講しました。

アフターコロナ分科会

経済産業省・関東経済産業局・地域振興課の2名の方が登壇され、1.コロナ下の業況

2.関東経済産業局の取組 3.デジタル化支援の取組 4.経済産業省の令和3年度

概算要求 などの4点についての内容でした。

新型コロナウイルス感染症の影響により足元で大幅に悪化。前年同月比を下回る企業が

約8割と、依然として厳しい状況が続いているものの、改善の兆しあります。

但し3割以上の企業が、年末までに売上高が前年同月比で「50%以下」に落ち込む可能性

があると回答しています。また私達の製造業では、業況判断DIは▲40.8となり、厳しい

状況ではあるものの、9期ぶりに上昇しています。そのうち化学、電気・情報通信・電子

部品・輸送用機械器具は回復の兆しが出てきているといわれています。雇用への影響も

大きく雇用調整の可能性がある事業所数は80,490事業所。解雇等見込み労働者数は

45,650人に達しており業種別では、いずれも「製造業」が最も多いです。残念ながら

解雇者は増加傾向にあります。

今後のアフターコロナに向けた取組の方向性としては、短期的な取組であった事業継続に

向けた緊急的な支援⇒中長期的な取組であるコロナ後の経済・社会構造変化に対する支援

に移行していく計画です。その3つの施策として 1.中小企業生産性革命推進事業による

事業再開支援 2.サプライチェーン改革に係る支援 3.観光・運輸業、飲食業、

イベント等に対する支援(Go To キャンペーン事業) になります。新型コロナウイルス

感染症との共存を前提とした、新常態(ニュー・ノーマル)に適応した経済社会システム

を構築することが必要と成ってきます。また新型コロナによってもたらされた接触回避の

トレンドを踏まえて、デジタル化や自動化などの需要を取り込んでビジネス展開ができる

企業にとっては大きなチャンス到来と成るのです。弊社でも関東経済産業局の取組である、

中小機構と連携し、中堅・中小企業等の新事業創出のための専用サイト「OIMS」を今後

活用して行きます。オープンイノベーション・マッチングスクエア(OIMS)を通じた稼ぐ

力の向上させ、具体的に2案件(秘策)のイノベーションに挑戦して行きます。進捗は

その都度ご報告させて頂きます。コロナの影響で、これまでにないほど急激に社会は変化

しています。私達は、「戦後最大の経営危機」「時代が大きく変化した」ことを改めて

強く認識しなくてはなりません。但し私達が大きく変わるチャンスの時でもあることも

間違い有りません。

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 「技術をデザインする」  マルチエンジニアリングのAZA