「冬来たりなば春遠からじ・・」(835号)

昨日今日と大寒の入りらしい冷え込みでしたね。寒さも底の底、一年でもっとも冷え込

む時季となる大寒を迎えました。立春からスタートする二十四節気の、最後の節気でも

あります。節分までの約2週間しっかりと体調管理を行って参りましょう。

さて厳しい天候に春が待ち遠しくなりますが、凍てつく寒さがもたらす恵みもあるん

です。この時季に汲まれる水である「寒の水」です。一年でもっとも冷たく、澄みき

った寒の水は、清らかな水が必要な日本酒や味噌、醤油の仕込みに欠かせ無いのです。

この時期、日本全国の酒蔵や醤油工場、味噌工場では、寒仕込みの真っ最中です。日本酒

は春先に、味噌や醤油は秋過ぎに仕上ります。その頃にはコロナも収束していることを

願いたいですね。一昨日新型コロナウイルスでの死者が一日に100人を超えたと発表が有り

ました。重症者も17日連続で前日を上回り、右肩上がりで増加しています。神戸港の検疫

で10人の船員が感染していたことも判明。しかし新規感染者数は少しずつ減少してい

ますので、きっと死者や重症者も減少していくはずです。とにかく今は踏ん張って頑張

る時です。こんなウイルスごときに負けるわけには参りません。

「つらく厳しい時期を耐えれば幸せな時が訪れる」皆さんもよくご存じこの季節に当て

はまる有名な日本のことわざをご紹介して終わります。

『冬来たりなば春遠からじ』寒くて暗い冬が来ているということは、暖かくて明るい春

がやって来るのもそう遠くはない。今はつらく厳しい状態にあっても、やがてきっと幸

せが訪れるに違いないから、じっと耐え忍び、辛抱しなさい、という意味のことわざです。

文字どおり、春を待つ気持ちを表す言葉として用いられます。感染予防・体調管理、

気を引き締めて感染予防に努めましょう!

(週末に近所の境川を散歩中に撮影。町田市の「市の鳥」【カワセミ】です。)

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