新聞記事から「Vision～リーダーの視点～」を紹介致します。コロナ禍で環境の大きな
変化や今後の人類の課題である、脱炭素に対応する企業のトップのコメントです。
【料理おやつ」に挑戦】＜湖池屋：佐藤社長＞
『食事として満足してもらえる、本格的な料理おやつに挑戦する』
新型コロナウイルスの影響で、食事代わりやストレス解消にお菓子を食べる人が増えて
いることに着目しました。「おなかも心も満たせるニューノーマルおやつ」を狙って、
春にハンバーグソース入りポテト菓子などを発売しています。食事に割く時間が少ない
若者や働く女性がターゲットにしています。昼食や夕食までの「つなぎ」に「１日計５
～６食、食べるような人に期待したい」と話されています。まずは２～３年で新たに
30億円程度の売り上げを目指しています。――ニューノーマルに焦点を当てた取組を
既に行っています。
【地球にない技術を】＜日本鉄鋼連盟の橋本会長兼日本製鉄社長＞
『地球にない技術を開発する』
鉄鋼業界は二酸化炭素（CO2）の排出実質ゼロに向け、高炉で鉄鉱石に含まれる酸素分
を除去する際、水素を使う技術の開発を目指しています。ただ実現には10年以上かかり
「国を挙げての総力戦」にと、政府の支援を求めています。炭素で酸素分を除去すると
CO2が大量に発生します。水素ならCO2は出ませんが、高炉内の温度が下がってしまう
間題があります。「ゼロからの研究開発をこれから進めていきます。実現可能性は分から
ない」という険しい道です。―脱炭素に向けて具体的な取組に挑戦しています。
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