『経営の悩みは、組織の伸びしろ・フリーペーパーのBizHint』から老舗ミシンメーカー
の逆転劇をご紹介致します。題名は「指示待ち・負け癖の社員たちを変えた、社長の覚悟」
コロナ禍でマスクの需要が逼迫して、やむなく手作りマスクを作った家庭も多
いはずです。そんなニーズに応えたのが、1946年創業のミシンメーカー、アックス
ヤマザキの「子育てにちょうどいいミシン」です。子どもの小物や通学グッズづくり
など、使いたい時だけサッと取り出して使えるよう余計な機能を削ぎ落とした同製品
は現在も品薄なほどヒットしています。三代目社長の山崎一史さんは現在までをこう
振り返る。「アックスヤマザキは業界でも最小規模のメーカーです。もともとはOEM
製品を作っていましたがアベノミクスが始まった2013年頃から円安が進み、海外から
輸入しているので、コストがかさみ赤字が膨らみ、ジリ貧に陥っていました。とはい
え、社員も自発的に動くことはなく……。いわゆる‥指示待ち、負け癖』がついてい
ました」そこで2015年に社長に就任した際、こう社員たちに伝えたそう。「社長交代
式の挨拶で『これからは売上を捨てる。来季黒字にできなかったら社長失格や』と宣
言したのです。とにかく利益率を重視した施策を重ねる。その中で完成したのが新商品
の「子ども向けミシン」です。また、2020年3月に発売した『子育てにちょうどいい
ミシン』もコロナ禍の手作りマスク需要でヒットしました。売上は前年の2・5倍、
粗利は3・5倍を見込みにV字回復しました」社員とのコミュニケーションはどうして
いるのだろうか?「私自身は社員一人一人にとことん向き合うタイプです。なので『
すべてを変えていこう』と社員と話し合い、思いを伝えていきました・・。新たに制定
したビジョンとミッションも、合宿を経て皆で作り上げた言葉なので、社内にも納得感
が生まれています」社長の熱い想い。その伝播が、アックスヤマザキのヒット商品に
つながったのです。コロナのタイミンがV字回復にの要因だったかもしれませんが、
ピンチをチャンスに転換できたお手本のような企業ですね。私達もコロナのピンチから
チャンスがめぐってきています。1人1人で出来る利益追求の活動を展開していき
ましょう。
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